「なぜ?成績が上がらないのか!」間違った5つの勉強法を解説
2023年7月17日
勿論、「勉強をしない」「勉強時間が非常に少ない」「学校、塾で習ったことを全く復習しない」など勉強不足が理由で成績が上がらないのは誰もが納得が出来ることだと思います。
ここで言う『なぜ?成績が上がらないのか!』は勉強をしているにも関わらず、自分なりに努力しているにも関わらず成績が上がらない方を対象に解説します。
また、私は理数専門の講師ですので、ここでお話する内容は理数専門に着目した解説であることをご理解下さい。
【なぜ?成績が上がらないのか!】
1.“解ける問題”“解けそうな問題”ばかり解く勉強法になっている
このタイプは実は真面目で努力家の生徒に多く見られる傾向にあります。
自学で問題集に取り組みコツコツと努力をするのですが、実は“解ける問題”“解けそうな問題”ばかり綺麗にノートに解いて勉強をしている気分になっている方です。
分からない問題にチェックはするのですが、その不明な問題を“直ぐに”解決しようとはしません。
「まぁ、“後で”分からない問題は(学校、塾の)先生に質問しよう!」「“後で”問題集の解説を読んで解いてみよう!」と、とりあえずそのまま放置します。
その放置がドンドン増えていくと益々先生に多くの質問をするのに抵抗を感じたり、解説を読んでじっくりと考えるのが面倒になります。
何処か(分かる、分かりそうな)問題を手当たり次第解くことで、勉強が捗っていると錯覚しこの勉強法で成績アップに繋がると信じています。
その為に時間を掛けて分からない問題を悩み考えることを「時間が勿体無い」「こんなことやっていられない」と思ってしまうのです。
結果、いつまでも分からない問題や苦手な問題を放置する傾向にあります。
勉強は分からない箇所、単元をあれやこれやと試行錯誤をし、解説を見て時間を掛けて考えることで進歩し成績向上に繋がるのですが、その工程が無駄な時間と感じます。
多くの分かる問題を解いていることで達成感を得ているのです。
しかし、この勉強法は出来る問題と出来ない問題を“種分け”しているに過ぎません。
最後まで問題集が終わると“種分け”した分からない問題を対処することなく、次の新しい問題集に取り掛かります。
またまた分かる問題にばかり取り組み、相変わらず分からない問題は後回し!
こうして「出来る問題と出来ない問題の種分け」を繰返すのみ!を永遠に続ける勉強法です。
分からない問題に着手することはありませんので全く進歩がありません。
「こんなに頑張って勉強をしているのに・・・」という思いだけが募ります。
貴方は分からない問題を何度も何度もあれやこれやと試行錯誤をして考えていますか?
心当たりのある方は、今一度問題集の分からない箇所を徹底的に対処する勉強法に修正してみて下さい
成績アップの勉強とは“勉強量”ではなく“如何に質の良い勉強をするか!”なのです。
2.“解けなかった問題が分かった!気分”で済ませている勉強法になっている
次は分からない問題に対処するのですが、その対処方法に問題がある方です。
解けなかった問題を(学校や塾の)先生に聞いたり、解説を読んで「分かった!」で済ませていませんか?
実は1度躓いた問題は、理解出来たと思っても3度繰り返さなければ定着しません。
≪1度目≫
先生の指導を受けたり、解説を読んで理解した直後、もう一度解答を見ないで自力で解けるか!確認しましょう。
たとえここで解けたとしても油断は禁物!
この時は記憶で解けている疑いがあるからです。
≪2度目≫
3日後、再度解き直してみましょう。
解答も先生に指導してもらった時のノートも何も見ないで再度解けるか?
確認して下さい。
解けなかったり悩ましい状況ですと、まだその問題の理解は定着していません。
再度解答を見てしっかり理解しましょう。
≪3度目≫
更に10日後、同じく解いてみましょう。
このように解けなかった問題、分からなかった問題を貴方は3度繰り返して解いているでしょうか。
殆どの生徒が分からなかったり、間違えた問題を先生に教えてもらったり解答を見て「理解した気分」で済ませています。
これでは全く理解が定着しないのです。
『締めの甘い勉強法』は何となく解法のイメージは出来ているのですが、完璧な解答が得られず残念ながら試験の点数に繋がりません。
何度も何度も繰り返して解き直す地道な勉強法が大切です。
3.“根本から理解していない”上辺の勉強法になっている
そもそも『理解する』ことが分かっていない生徒です。
理解とは「物事の意味・内容を“論理的に(筋道を立てて)正しく分かること」を意味します。
・何故、そうなるのか?
・この公式が意味することは何なのか?
・この現象は何が原因で起こったのか?
・この問題はどの方向性で解いて行くべきか?
・どのように組み立てて解答を導いていこうか?
など論理的に考えることを受け付けず、知識だけで解決する勉強法が習慣になっている方です。
このような勉強法になっている方は、公式をしっかり暗記し、知識は正確に記憶していますので、基礎問題程度の問題は確実に出来ます。
また、考えず記憶で解きますので時には論理的思考が働く生徒よりも早く解答し正確です。
これが「数学得意!」と勘違いをさせ、益々この勉強法が根付いてきます。
一見勉強をしているように見えますが、実は暗記している公式に数字を代入していたり、記憶にある知識を駆使していると言った単なる手作業の勉強に過ぎません。
つまり考えていないのです。
学校の定期試験程度なら何とかこの勉強法でもある程度対処出来ますが、模試や入試などになると全く歯が立ちません。
模試を受けて初めて偏差値に落胆し、自分の理解度に疑問を感じます。
「自分は頑張って勉強をしているのに、どうして成績が上がらないのか?」
「基礎問題は出来るけど、応用問題になるとどうして出来ないのか?」
と悩んでいる方に質問です。
貴方は問題を解くとき
・「どの公式を使うのか?」と公式に拘っていませんか?
・「この問題はどのパターンだろうか?」など、記憶を辿って参考書などの知識を駆使しようとしていませんか?
もし当て嵌まると感じた方は“上辺の勉強法”になっている可能性があります。
これではいつになっても成績は向上しませんし、思考力はいつになっても身につきません。
この“上辺の勉強法”を改善するには、まず
・暗記している公式が「どのように導かれたのか?」再度公式の根本を深堀してみましょう。
・貴方の記憶にある知識を「なぜ、そうなるのか?」「この知識はどのような意味があるのか?」改めて理解してみましょう。
このように『何故か?』理屈を理解したり、現象を実体験することで
【考えるとはどういうことか?】
が徐々に実感できるようになります。
是非心掛けて下さい。
4.“理屈が分かっているから解ける!”の自信から演習問題に取り組まない勉強法になっている
今度は逆に思考力が優れ、論理的に考えることに長けている生徒です。
このような方は、イメージ出来ない事を記憶したり、公式を単に暗記したりすることが非常に苦手です。
基礎問題のような公式を駆使して解いたり、知識さえあれば解ける問題を地道にトレーニングすることを“面倒”に感じます。
勿論、このような手作業的な学習は思考力が身につくとは言えませんし、論理的思考力が身につくとも言えません。
しかし、試験には時間制限があります。
知識が豊富でそれを上手く駆使することで、皮肉にも思考力のある生徒よりも迅速に解法に繋がる場合もあります。
テストの点数アップには思考力や論理的思考力は不可欠ですが、ある程度の知識を駆使することでスムーズに解法を導き、公式を素早く活用することで効率良く解答に繋がります。
折角の思考力を持ちながら、知識不足や公式の活用不足などで他生徒と差がつかない成績評価になるのは、とても勿体無いことです。
「分かるから」「解けるから」と公式を活用する演習や知識を得る演習を軽く思わず、地道にしっかり演習問題に取り組んで下さい。
論理的思考に長けている貴方が知識や公式の活用をバランス良く駆使出来れば誰よりも最強でしょう。
5.“解ければ良い”と自我流・思い込みで解く勉強法になっている
1つの問題には約5通りの解法があると言われます。
その中で迅速に効率良く且つ“採点者が意図する解法”であることが試験では大切です。
特に記述式の答案の場合は“採点者の意図する解答”であることは必須です。
貴方は問題集に取り組んだ後、丸付けをして『合っている!』で済ませていませんか?
間違った箇所は解説を読んで直しをしますが、合っていた箇所は解説も読まずスルーする方が大半です。
しかし、それはとても危険です。
もしかしたら、貴方のその正解は
・自我流の解き方で偶々合っていた!
・相当な時間を掛けてゴリ押しで解けた!
・何となく勘が働き解けた!
・以前、同じような問題を解いた記憶を辿って解けた!
を「正解」「出来た」「分かった」でスルーしているかもしれないからです。
このような解答では試験に対応出来るとは決して言えません。
試験には時間制限があります。
ゴリ押しで時間を掛けて出来たところで成績に反映されないのです。
記憶を辿っている余裕もありません。
勘が働く余裕もありません。
また、試験採点者の意図する解き方から逸れていても、自我流で解法を導き「答えが合えば良い」と考えがちですが、ほぼこれでは高得点は期待出来ません。
その理由は
大学入試の共通テストを始め、殆どの入試問題は1行問題を除けば、問題形式が1つの大問に数個の小問がある形式になっているからです。
更に、1つの大問にはストーリー性があり順を追って解法を導いて行く形式です。
そのストーリー性は作成者の意図する解法で形成されている為に、そこから逸れて自我流で解いて行きますと方向性が狂い始め最後の問題まで正解を導いて行くのが難しくなります。
問題を解いてたとえ「正解」だったとしても、解答の解法を確認するようにしましょう。
『本当に自分の解き方がベストなのか?』
・もしかしたら、もっと優れた解法があるかもしれない
・もしかしたら、自分と違う解法をしているかもしれない
・もしかしたら、自分が知らない知識を駆使して解法を導いているかもしれない
・もしかしたら、自分の解法はゴリ押し的な解法なのかもしれない
などを疑いながら解答をしっかり読んで確認するようにしましょう。
『解ければ良い』では試験は通用せず、
いかに迅速に効率良く且つ“採点者の意図する解法”で解くか!
が大切です。
頑張って勉強をしているのに成績が上がらない!と悩んでいる方
ここに5つの問題点を挙げて解説しました。
「何処か心当たりがある!」と感じた問題点がありましたか?
あれば今日から是非改善してみて下さい。
改善、修正は面倒であり、気が進まない気持ちも分かりますが何かを変えないと今の成績も変わりません。
成績アップに繋がりますことを願っています。
このページは自動的に翻訳されました。元の内容と異なる場合がありますので、ご注意ください。
ここで言う『なぜ?成績が上がらないのか!』は勉強をしているにも関わらず、自分なりに努力しているにも関わらず成績が上がらない方を対象に解説します。
また、私は理数専門の講師ですので、ここでお話する内容は理数専門に着目した解説であることをご理解下さい。
【なぜ?成績が上がらないのか!】
1.“解ける問題”“解けそうな問題”ばかり解く勉強法になっている
このタイプは実は真面目で努力家の生徒に多く見られる傾向にあります。
自学で問題集に取り組みコツコツと努力をするのですが、実は“解ける問題”“解けそうな問題”ばかり綺麗にノートに解いて勉強をしている気分になっている方です。
分からない問題にチェックはするのですが、その不明な問題を“直ぐに”解決しようとはしません。
「まぁ、“後で”分からない問題は(学校、塾の)先生に質問しよう!」「“後で”問題集の解説を読んで解いてみよう!」と、とりあえずそのまま放置します。
その放置がドンドン増えていくと益々先生に多くの質問をするのに抵抗を感じたり、解説を読んでじっくりと考えるのが面倒になります。
何処か(分かる、分かりそうな)問題を手当たり次第解くことで、勉強が捗っていると錯覚しこの勉強法で成績アップに繋がると信じています。
その為に時間を掛けて分からない問題を悩み考えることを「時間が勿体無い」「こんなことやっていられない」と思ってしまうのです。
結果、いつまでも分からない問題や苦手な問題を放置する傾向にあります。
勉強は分からない箇所、単元をあれやこれやと試行錯誤をし、解説を見て時間を掛けて考えることで進歩し成績向上に繋がるのですが、その工程が無駄な時間と感じます。
多くの分かる問題を解いていることで達成感を得ているのです。
しかし、この勉強法は出来る問題と出来ない問題を“種分け”しているに過ぎません。
最後まで問題集が終わると“種分け”した分からない問題を対処することなく、次の新しい問題集に取り掛かります。
またまた分かる問題にばかり取り組み、相変わらず分からない問題は後回し!
こうして「出来る問題と出来ない問題の種分け」を繰返すのみ!を永遠に続ける勉強法です。
分からない問題に着手することはありませんので全く進歩がありません。
「こんなに頑張って勉強をしているのに・・・」という思いだけが募ります。
貴方は分からない問題を何度も何度もあれやこれやと試行錯誤をして考えていますか?
心当たりのある方は、今一度問題集の分からない箇所を徹底的に対処する勉強法に修正してみて下さい
成績アップの勉強とは“勉強量”ではなく“如何に質の良い勉強をするか!”なのです。
2.“解けなかった問題が分かった!気分”で済ませている勉強法になっている
次は分からない問題に対処するのですが、その対処方法に問題がある方です。
解けなかった問題を(学校や塾の)先生に聞いたり、解説を読んで「分かった!」で済ませていませんか?
実は1度躓いた問題は、理解出来たと思っても3度繰り返さなければ定着しません。
≪1度目≫
先生の指導を受けたり、解説を読んで理解した直後、もう一度解答を見ないで自力で解けるか!確認しましょう。
たとえここで解けたとしても油断は禁物!
この時は記憶で解けている疑いがあるからです。
≪2度目≫
3日後、再度解き直してみましょう。
解答も先生に指導してもらった時のノートも何も見ないで再度解けるか?
確認して下さい。
解けなかったり悩ましい状況ですと、まだその問題の理解は定着していません。
再度解答を見てしっかり理解しましょう。
≪3度目≫
更に10日後、同じく解いてみましょう。
このように解けなかった問題、分からなかった問題を貴方は3度繰り返して解いているでしょうか。
殆どの生徒が分からなかったり、間違えた問題を先生に教えてもらったり解答を見て「理解した気分」で済ませています。
これでは全く理解が定着しないのです。
『締めの甘い勉強法』は何となく解法のイメージは出来ているのですが、完璧な解答が得られず残念ながら試験の点数に繋がりません。
何度も何度も繰り返して解き直す地道な勉強法が大切です。
3.“根本から理解していない”上辺の勉強法になっている
そもそも『理解する』ことが分かっていない生徒です。
理解とは「物事の意味・内容を“論理的に(筋道を立てて)正しく分かること」を意味します。
・何故、そうなるのか?
・この公式が意味することは何なのか?
・この現象は何が原因で起こったのか?
・この問題はどの方向性で解いて行くべきか?
・どのように組み立てて解答を導いていこうか?
など論理的に考えることを受け付けず、知識だけで解決する勉強法が習慣になっている方です。
このような勉強法になっている方は、公式をしっかり暗記し、知識は正確に記憶していますので、基礎問題程度の問題は確実に出来ます。
また、考えず記憶で解きますので時には論理的思考が働く生徒よりも早く解答し正確です。
これが「数学得意!」と勘違いをさせ、益々この勉強法が根付いてきます。
一見勉強をしているように見えますが、実は暗記している公式に数字を代入していたり、記憶にある知識を駆使していると言った単なる手作業の勉強に過ぎません。
つまり考えていないのです。
学校の定期試験程度なら何とかこの勉強法でもある程度対処出来ますが、模試や入試などになると全く歯が立ちません。
模試を受けて初めて偏差値に落胆し、自分の理解度に疑問を感じます。
「自分は頑張って勉強をしているのに、どうして成績が上がらないのか?」
「基礎問題は出来るけど、応用問題になるとどうして出来ないのか?」
と悩んでいる方に質問です。
貴方は問題を解くとき
・「どの公式を使うのか?」と公式に拘っていませんか?
・「この問題はどのパターンだろうか?」など、記憶を辿って参考書などの知識を駆使しようとしていませんか?
もし当て嵌まると感じた方は“上辺の勉強法”になっている可能性があります。
これではいつになっても成績は向上しませんし、思考力はいつになっても身につきません。
この“上辺の勉強法”を改善するには、まず
・暗記している公式が「どのように導かれたのか?」再度公式の根本を深堀してみましょう。
・貴方の記憶にある知識を「なぜ、そうなるのか?」「この知識はどのような意味があるのか?」改めて理解してみましょう。
このように『何故か?』理屈を理解したり、現象を実体験することで
【考えるとはどういうことか?】
が徐々に実感できるようになります。
是非心掛けて下さい。
4.“理屈が分かっているから解ける!”の自信から演習問題に取り組まない勉強法になっている
今度は逆に思考力が優れ、論理的に考えることに長けている生徒です。
このような方は、イメージ出来ない事を記憶したり、公式を単に暗記したりすることが非常に苦手です。
基礎問題のような公式を駆使して解いたり、知識さえあれば解ける問題を地道にトレーニングすることを“面倒”に感じます。
勿論、このような手作業的な学習は思考力が身につくとは言えませんし、論理的思考力が身につくとも言えません。
しかし、試験には時間制限があります。
知識が豊富でそれを上手く駆使することで、皮肉にも思考力のある生徒よりも迅速に解法に繋がる場合もあります。
テストの点数アップには思考力や論理的思考力は不可欠ですが、ある程度の知識を駆使することでスムーズに解法を導き、公式を素早く活用することで効率良く解答に繋がります。
折角の思考力を持ちながら、知識不足や公式の活用不足などで他生徒と差がつかない成績評価になるのは、とても勿体無いことです。
「分かるから」「解けるから」と公式を活用する演習や知識を得る演習を軽く思わず、地道にしっかり演習問題に取り組んで下さい。
論理的思考に長けている貴方が知識や公式の活用をバランス良く駆使出来れば誰よりも最強でしょう。
5.“解ければ良い”と自我流・思い込みで解く勉強法になっている
1つの問題には約5通りの解法があると言われます。
その中で迅速に効率良く且つ“採点者が意図する解法”であることが試験では大切です。
特に記述式の答案の場合は“採点者の意図する解答”であることは必須です。
貴方は問題集に取り組んだ後、丸付けをして『合っている!』で済ませていませんか?
間違った箇所は解説を読んで直しをしますが、合っていた箇所は解説も読まずスルーする方が大半です。
しかし、それはとても危険です。
もしかしたら、貴方のその正解は
・自我流の解き方で偶々合っていた!
・相当な時間を掛けてゴリ押しで解けた!
・何となく勘が働き解けた!
・以前、同じような問題を解いた記憶を辿って解けた!
を「正解」「出来た」「分かった」でスルーしているかもしれないからです。
このような解答では試験に対応出来るとは決して言えません。
試験には時間制限があります。
ゴリ押しで時間を掛けて出来たところで成績に反映されないのです。
記憶を辿っている余裕もありません。
勘が働く余裕もありません。
また、試験採点者の意図する解き方から逸れていても、自我流で解法を導き「答えが合えば良い」と考えがちですが、ほぼこれでは高得点は期待出来ません。
その理由は
大学入試の共通テストを始め、殆どの入試問題は1行問題を除けば、問題形式が1つの大問に数個の小問がある形式になっているからです。
更に、1つの大問にはストーリー性があり順を追って解法を導いて行く形式です。
そのストーリー性は作成者の意図する解法で形成されている為に、そこから逸れて自我流で解いて行きますと方向性が狂い始め最後の問題まで正解を導いて行くのが難しくなります。
問題を解いてたとえ「正解」だったとしても、解答の解法を確認するようにしましょう。
『本当に自分の解き方がベストなのか?』
・もしかしたら、もっと優れた解法があるかもしれない
・もしかしたら、自分と違う解法をしているかもしれない
・もしかしたら、自分が知らない知識を駆使して解法を導いているかもしれない
・もしかしたら、自分の解法はゴリ押し的な解法なのかもしれない
などを疑いながら解答をしっかり読んで確認するようにしましょう。
『解ければ良い』では試験は通用せず、
いかに迅速に効率良く且つ“採点者の意図する解法”で解くか!
が大切です。
頑張って勉強をしているのに成績が上がらない!と悩んでいる方
ここに5つの問題点を挙げて解説しました。
「何処か心当たりがある!」と感じた問題点がありましたか?
あれば今日から是非改善してみて下さい。
改善、修正は面倒であり、気が進まない気持ちも分かりますが何かを変えないと今の成績も変わりません。
成績アップに繋がりますことを願っています。